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ティヴォリのエステ家別荘(世界遺産スクエア)
ティヴォリのエステ家別荘
Villa d'Este, Tivoli
美しい噴水のある豪華な別荘。16世紀にティヴォリ入りしたエステ家が修道院を改造して建造した。斜面に造られた庭園には数々の趣向を凝らした噴水があり、「ネプチューンの噴水」はその代表。
01年登録。写真は、ネプチューンの噴水。 希少度B
ピエモンテとロンバルディアのサクリ・モンティ
Sacri Monti of Piedmont and Lombardy
北部2州に散在するキリスト教の聖なる山(サクロ・モンテ)。15〜16世紀に聖地エルサレム巡礼の代わりとして始まった。9カ所が対象で、最古のヴァラッロでは、45の聖堂でキリストの受難を表現している。
03年登録。写真は、ヴァラッロのサクロ・モンテ。 希少度B
オルチャ渓谷(世界遺産スクエア)
オルチア渓谷
Val d'Orcia
多くの画家に描かれてきたルネサンス以来の農業景観。シエナ地方にあり、14〜15世紀の都市国家によって開発された。計画的に開墾された耕地と牧歌的な景観に、町や農村、僧院などが点在する。
04年登録。 希少度B
マントヴァとサッビオネータ(世界遺産スクエア)
マントヴァとサッビオネータ
Mantua and Sabbioneta
ルネサンスの理想が表現された二つの町。いずれも14〜17世紀にゴンザガ家が支配した。マントヴァには中世の大規模な建物が、30km離れたサッビオネータは16世紀後半の碁盤目状の町並みが残る。
08年登録。写真は、マントヴァのドゥッカーレ宮殿。 希少度B
レーティッシュ鉄道アルブラ線/ベルニナ線の景観(世界遺産スクエア)
レーティッシュ鉄道アルブラ線/ベルニナ線の景観
Rhaetian Railway in the Albula / Bernina Landscapes
アルプスの自然と調和した山岳鉄道。1904〜10年に開通したアルブラ線とベルニナ線で、ループトンネルや石橋など鉄道技術の傑作が続く。路線の大部分はスイス側で、一部がイタリア領。(スイス共同登録)
08年登録。写真は、ベルニナ線のティラーノ駅。 希少度B
ドロミーティー(世界遺産スクエア)
ドロミーティ
The Dolomites
切り立った岸壁や深い谷間が美しいアルプス山系の地域。標高3000m以上の山は18峰ある。激しい地殻変動による隆起や浸食を繰り返し、中生代のサンゴなどの化石が良好な状態で発見されている。
09年登録。写真は、トレ・チーメと呼ばれる岩山。 希少度B
サン・ジョルジョ山(世界遺産スクエア)
サン・ジョルジョ山
Monte San Giorgio
2億年以上前の三畳紀に生息した魚類・爬虫類などの化石が膨大に発掘される地域。スイス側から広がるピラミッド型の山の地層で、19世紀以降の発掘で発見された。(イタリア追加登録)
03年登録,10年追加。写真は、イタリア側の博物館。 希少度特A
イタリアのロンゴバルド族(世界遺産スクエア)
イタリアのロンゴバルド族:権勢の足跡(568-774年)
The Longobards in Italy. Places of the power (568-774 A.D.)
北欧から移り住んだロンゴバルド族が6〜8世紀にイタリア半島を治め、独自文化を発展させたことを示す遺構群。要塞や教会、修道院など7つの建物が対象で、中世の文化にも重要な役割を果たした。
11年登録。写真は、ブレシアのサン・サルヴァトーレ教会。 希少度A
ピエモンテのブドウ園景観(世界遺産スクエア)
ピエモンテのブドウ園景観:ランゲ=ロエロとモンフェッラート
Vineyard Landscape of Piemont: Langhe-Roero and Monferrato
ピエモンテ州南部の著名なワイン生産地。対象はバローロなど5つの生産地のブドウ園と城。丘陵地を開墾したブドウ畑は、村落や城、教会、ワインセラーなど周辺の風景と調和した景観を生み出している。
14年登録。写真は、バローロ村のブドウ畑の景観。 希少度A