Vol.22 春呼ぶ炎、お水取り |
04.3.3訪問/3.9掲載 |
![]() 今年も3月1日から、東大寺二月堂のお水取り(修二会)が始まりました。これは、本尊の十一面観音の前で、僧侶たちが人々の罪を清めるために行われます。なんと、今年で1253回目。奈良時代から一度も中断することなく続けられている、ありがたい行事なのです。 ![]() 午後7時。 ![]() お堂の下では、「キャー!熱〜い!」という黄色い声が飛びかい、一気に雑然とした雰囲気にかわりました。火の粉をあびると、厄除けになるということで、多くの人が炎を呼び込もうと手をのばしています。松明は、もう一方の端で、すべての火の粉を振り落とし、消えていきました。 ![]() 「お水取りが終わると、奈良に春が来る」と言われています。奈良市街の夜景を眺めながら、奈良の春はどんなものなのだろう?と期待をふくらませました。お水取りは、14日まで毎晩続きます。 |
写真(上から)お水取り(多重露光)/二月堂とみとー/二月堂から望む大仏殿と奈良市街 |