Vol.19 春遠からじ、元興寺 04.2.13訪問/2.19掲載 |
![]() 近鉄奈良駅から2つの商店街を抜けると、白壁と格子戸が特徴の ![]() ![]() ふと家々の軒先を見ると、お手玉のようなものが、お団子状にぶら下がっているのに気づきます。「これはなんの印だろう?」。その答えを、庚申堂(こうしんどう)で見つけました。扉の前にはサルの石像、屋根の上には「見ざる聞かざる言わざる」がいるユニークなお堂です。軒下にたくさんぶら下がっているこの飾りは、魔よけのお守りで、庚申さんの使いである猿を型どっているのです。シックな町屋の外観に、赤と白のお守りがよく映えます。 町屋を無料で見学できる場所があるので入ってみました。まず、吹き抜けの土間が出迎えてくれます。 ![]() 最後は、今日のメインの元興寺です。蘇我馬子によって飛鳥に建立された飛鳥寺が、平城京遷都の時にここに移されたものです。シンメトリーの屋根が、青空をバックに引き立っています。境内には、梅が咲き、春がすぐそこまで来ていることを知らせていました。 |
写真(上から)元興寺とみとー/奈良町の庚申堂/奈良町の町屋 |