Travel History
サンティアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂にて
9.20 快晴 走行距離350km(延べ1145km)
ホテルの部屋は2階建ての特等室。ラッキー! 朝一番でアービラの旧市街と城壁外の教会をめぐる。サンタ・テレサ修道院は、この旅で初めての「静かな宗教建築」で、心が休まった。城壁外の教会などを訪れた後、城壁に上る。手すりもない壁の上からの身を乗り出すと、吸い込まれそうだった。サラマンカ旧市街は、実は期待していなかった。連日歩いてばかりで2人とも疲れがたまっていたのだ。ところが、そんな気持ちを吹っ飛ばすほど美しい街だった。トルメス川から見る大聖堂、サラマンカ大学の壁画、サン・エステバン修道院の回廊・・・どの「美」も格が違った。2時間以上かけブルゴスへ。夕食のラム肉がまた絶品だった。
サラマンカのトルメス川畔より
9.21 快晴 走行距離403km(延べ1548km)
部屋の目の前はブルゴス大聖堂。ライトアップ、朝焼け、美しい大聖堂の様々な表情を見られた。古代人類の遺跡のある近郊のアタプエルカへ。正午に着いたが、現場はツアーのみ見学OKで、それも午前10時と午後5時の2回のみ。5時間、時間つぶしをしなければならなくなった。疲れから訪問計画をやめていたサン・ミジャン・ユソ修道院とサン・ミジャン・スソ修道院に行くことにした。日中の休憩直前に修道院に到着し、ラッキーだった(スペインでは大半の観光施設が日中は閉まる)。再び戻ってアタプエルカの古代遺跡へ。3時間、バスを使って発掘現場や考古公園に行った。だが、非常につまらなかった。骨を見られず、公園も古代人の生活を再現しただけだ。夜は一気にレオンへ。宿泊は世界遺産建造物のパラドール(3泊目)。
 
9.22 快晴 走行距離300km(延べ1848km)
サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路をゆく。レオンのカテドラル、サン・イシドロ教会を訪問し、巡礼路に沿って車で行く。巡礼者が多い。数十mに一人はいる。年寄り、若者、自転車・・・。その姿も様々だ。アストルガでは20代の日本人女性に会う。細い体で南仏からすでに18日歩いているそうだ。最後まで頑張れ!と応援した。大きな十字架の立つ峠を越え、ローマ人の金鉱跡・ラス・メドゥラスに立ち寄る。岡の上に突然現れた奇景に目を奪われる。再び巡礼路へ戻り、峠の集落セブレイロへ。巡礼者や観光客でにぎわう村を夕日が照らしていた。当初みとーが数時間歩く予定だったが、予想より時間がかかり、できなかったのが残念だ。
9.23 快晴 走行距離152km(延べ2000km)
朝一番でルーゴのローマの城壁群を散歩する。一周2kmで、ゆっくり歩いても1時間。無料だからか、ウォーキングする市民が大勢いた。一路、サンティアゴ・デ・コンポステーラ(旧市街)へ。みとーは、22日に歩けなかった代わりに、旧市街の数km前のモンテ・ド・ゴッソ(歓びの丘)から歩くことに。じょびと分かれ、大聖堂を目指す。セプレイロで買ったホタテ貝をリュックにつけて。丘からは遠くに見えた大聖堂だったが、1時間ほどで無事到着。ほんの少し巡礼気分を味わった。今年は7年に一度の聖年で、大聖堂の「免罪の門」が開いている。ここを通り、聖ヤコブ像を抱いた。午後7時、空港から一気にバルセロナへ。土産の本類で荷物が重くなり、運ぶじょびが脱水症状?に見舞われるハプニングも。

アタプエルカ発掘現場にて
ラス・メドゥラスにて