スペイン世界遺産紀行
Travel History
トレドのパラドールから市街を望む
9.16 THU 晴 走行距離68km
フィンランド航空で、ヘルシンキ経由マドリッドへ。フィンランド航空は乗り継ぎは非常によいのだが、機内食が選べない上、欧州線定番のカップヌードルもなし、とやや不満。マドリッドでは荷物がなかなか出てこなくて冷や汗。ポルトガル旅行が脳裏を横切ったが、30分待って、やっと出てきた。今回のレンタカーはAT車、オペルのZAFIRA。イタリアの時に続き、大きなバンだった。そして、いつものごとく、またしても最初のホテル探しで、迷いに迷う。空港から数kmのはずなのに、非常に分かりづらい場所にあり、結局1時間半、68kmも走ってしまった。
クエンカの街並みにて
9.17 FRI 快晴 走行距離203km(延べ271km)
朝8時出発、アルカラ・デ・エナレスの大学と歴史地区には30分で着いたが、駐車場探しで迷い、さらに30分。なにしろ今回は地図なしのドライブなのだ。日本でamazon.co.jpに頼んだが、3ヶ月待って「在庫なし」。旅行に間に合わなかった。街は、目を引く建造物も少なく、地味な感じだった。次に向かうはクエンカ。ここでも市街地から旧市街の歴史的城壁都市クエンカに行く道で迷う。とはいえ、ここは絶壁の上に立つ町。名物の「宙吊りの家」など、めったに味わえない景観が待っていたのだ。夕食は評判の店「サン・ニコラス」。ところが夜8時半まで開かないので、散策を終え、1時間も待つ羽目に。スペインは夕食の開店が遅いのだ。宿泊は元修道院のパラドール(1泊目)。
 
9.18 SAT 快晴 走行距離226km(延べ497km)
パラドールの朝食は遅い。そのため出発は9時になった。10時40分にアランフェスに到着。アランフェスの文化的景観の宮殿は、ツアーで見学。まだ空いていたので並ばずゆっくり見られた。1時間ほどで終わると、入り口は長い列だった。ここのみやげ物売り場でミシュランの道路マップをゲットした。古都トレドへは1時間で到着。みとーが空腹で倒れそうになり、ランチでエネルギー補給。日本人の団体を何組も見た。しかし、団体で細い路地裏を歩くのは「中世の町」には不釣合いだった。見事なトランスパレンテのカテドラル、エル・グレゴの面影を残す教会などを訪ね、街並みを一望するパラドールに宿泊した(2泊目)。この日は2都市で結婚式を計5組も見た。お日柄も良かったのかも?
9.19 快晴 走行距離298km(延べ795km)
朝焼けに照らされたトレドの街並みは、本当に美しかった。エル・エスコリアル修道院とその遺跡は小さな村なのに、日曜ということもあり、観光客でいっぱいだ。巨大な宮殿は、外観は「美」ではなく「威」。中の図書館は美しかったが。セゴビアへは峠を越え、到着。相変わらず快晴のセゴビア旧市街とローマ水道橋だ。水道橋はフランスのポン・ドゥ・ガール以来。石組みの端は民家の壁になっていた。ディズニーの「白雪姫」のモデルになったというアルカサルは、中は大したことないなあ。ここでも日本人の姿をよく見かけた。で、一気にアビラへ。城壁の中にホテルを選んだが、旧市街は一方通行ばかり。迷いに迷い、ホテルに着いた時には、午後10時を回っていた。

アランフェス宮殿にて
セゴビアの水道橋にて