ペルー世界遺産紀行
Travel History
クスコ郊外のサクサイワマンの見事な石組み
7.8
1月のメキシコ旅行と同じ、コンチネンタル航空でヒューストンへ。ところが、入国審査が冷や汗ものだった。テロ以降厳しかった審査がさらに厳しくなり、通過まで1時間20分もかかった。ダッシュで乗り継ぎ便にすれすれ間に合ったが、乗り遅れた日本人も大勢いたようだ。しかし、話によると、格安航空券の客は翌日便に回されるだけでホテルなどの手当はなかったようだ。アメリカ、どんどんイヤな国になる。リマには深夜に到着。
ナスカの地上絵の線
7.9 曇(リマ)/晴(ナスカ)
宿は日系3世の当山ペペさんのペンション。ペペさん主催のナスカの地上絵日帰りツアーに参加する。通常の日帰りだと、ナスカから離れたイカからのフライトとなるが、このツアーはナスカまで車で行き、現地のフライトに参加するのが特長だ。朝4時にリマを出発、10時にナスカに到着した。ミラドール(展望台)2ヵ所から地上絵を見た後、飛行場へ。ところが、珍しく朝曇ってフライトが遅れ、そのあおりで順番を3時間も待つことになる。1時過ぎにやっと飛んだ。ナスカとフマナ平原の地上絵は全体的に思ったより小さく、見えづらいものも多かった。左右に旋回するフライトに、途中から気分が悪くなってきた。
7.10
7時のフライトで8時にクスコ到着。標高3400m。高山病が心配だが、着いた当初は何でもなかったが、途中から頭痛・倦怠感がズシリと来た。ホテルに頼んだ無料送迎のスタッフがツアーの勧誘にうるさいので、プライベートツアーを頼むことにする。ところが、ガイド兼ドライバーが異常なまでの親日家で、4時間で終わるはずが夕方までかかってしまった。郊外の遺跡群を先に回ったので、クスコ市街のアルマス広場に着いた時は日が暮れかかっていたのだ! メーンのカテドラルなどが駆け足になったのは否めず、旅行会社に<じょび>は涙(ホントに)の抗議。代金を減額させてもらった。

7.11
6時にマチュピチュ行き列車はクスコを出発。列車はゆっくり3時間半かけてアグアス・カリエンテスに到着。ここから10分歩いてバスでつづら折りの山道を登り、マチュ・ピチュの歴史保護区へ。宿は遺跡入り口にある唯一のホテルの「サンクチュアリロッジ」。超高額だが、サービス・料理ともに大満足だった。マチュ・ピチュは入り口を抜け、その全容が見えてくるともう感動!  2日で「制覇」するため、まず向こうの高峰ワイナ・ピチュに登ることにする。片道1時間だが、後半はロープも使うほどの急坂。でも、その頂上(2700m)からの眺めは絶景。3時を過ぎると、観光客は激減し、ここから写真撮影タイムに入った。
クスコのアルマス広場にて
 
マチュ・ピチュを望むワイナ・ピチュにて
当山ぺぺさんのペンションHP